土地の売却時におさえておきたい「確定測量」の重要性とメリット
- 2025.12.30
- 営業マンたかはしの不動産解説
- たかはしの不動産解説, やさしい不動産解説(売却)
こんにちは、やさしげ不動産のたかはしです。
今回は、土地の売却を検討されている方向けに、売却成功の鍵となる「確定測量」の重要性について詳しく解説します。
これから土地を売却する方からよくいただくのが、
「測量は売却が決まってからでいいの?」「最初に測量する必要ってある?」という質問です。
結論からお伝えすると、確定測量は売却活動を開始する前に行うことが絶対におすすめです。
その理由を、実例を交えながら分かりやすくお話ししていきます。
【結論】測量は前倒しが正解!売却成功の確率が高まります
確定測量とは、土地の境界線を明確にし、面積を正確に測る作業のことです。
境界が確定した土地は、購入希望者に安心感を与え、売却交渉がスムーズになります。
逆に、測量をあと回しにすると、売買契約後に境界の問題が発覚して解約や減額交渉のリスクが生じます。
確定測量を先に行うべき3つのメリット
①解約リスクを大幅に減らせる
売買契約後に「越境していた」「実際の面積が違った」という問題が判明すると、
買主は不安になり、契約解除や価格の減額を求めるケースが少なくありません。
先に確定測量を終わらせておくことで、契約後のトラブルをほぼゼロにできます。
②土地の価値を最大化できる(分筆で高く売れる可能性)
確定測量が完了した土地は、自由に分筆(分割)できるようになります。
分筆できる土地は、戸建て開発業者などの法人買主に人気があり、結果として高値で売却できるケースが多数あります。
実際によくあるケースとしては「最低敷地面積」というルールが定められている場合があります。例えば最低敷地面積が70㎡以上と定められている地域で141㎡の土地を売却する場合、実際にこの土地が141㎡のままか、139㎡だったかという違いで「建物が1つ/2つ建てられる」が変わるので、特に法人の買主様においてはかなり大きな違いとなり価格にも反映されます。
測量前と測量後では、買主層も変わり、売却価格が上がる可能性が大きく広がるのです。
③測量立会いが買主様獲得のチャンスに
測量時には、隣地の所有者にも立ち会ってもらう必要があります。
その際に、
- 「いくらで売る予定ですか?」
- 「私が買うことはできますか?」
と直接相談を受け、そのまま売却が決まる場合もあります。
これが実は非常に多い「裏ルート成約」です。
確定測量で確認しておきたい重要ポイント
ただ測量を依頼するだけでなく、以下のポイントを追加で調査しておくと、より好条件で売却できます。
- 敷地の高低差の測量(造成費の判断材料になるため重要)
- 用途地域の境界ラインの確認
- 排水・インフラ位置の把握
これらは追加費用が発生するケースがありますが、
数十万円の測量費で数百万円上乗せできることも珍しくありません。
私の方でも、売却目的に合わせた測量項目のアドバイスが可能ですのでご相談ください。
確定測量にかかる期間・費用の目安
- 期間:1.5〜3ヶ月程度(隣地立会い含む)
- 費用:40~120万円前後(規模や状況により大きく変動)
売却後ではなく、売却前に余裕を持って進めるのがポイントです。
まとめ:売却前の確定測量は「利益を最大化する投資」です
確定測量を先に行うことで、
- 契約後のトラブルを防げる
- 高く売却できる可能性が広がる
- 業者だけでなく隣地からの直接買いも狙える
という大きなメリットがあります。
もし土地の売却を検討しているなら、まずは確定測量の相談から始めることを強くおすすめします。
「測量の内容をどう決めたらいいかわからない」「どこに依頼すればいい?」という方は、
お気軽に私までご相談ください。売却方針に合った最適な測量方法をご提案します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もしご質問やご相談がありましたら、お気軽にこちらからご相談ください。
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