不動産会社しか見れないサイト「レインズ」とは?不動産売主様からよくある質問に回答
- 2019.11.22
- 営業マンたかはしの不動産解説
- たかはしの不動産解説, やさしい不動産解説(売却)
こんにちは、高橋です。
今回は、不動産会社しか見れないサイト「レインズ」について解説します。
個人の方は見れない?レインズ(REINS)というサイトについて
レインズとは、国土交通省から指定を受けた「不動産流通機構」という機関が運営しているネットワークシステムです。
指定流通機構の会員である不動産流通業者同士で、売りたい方と買いたい方の取引を公正に促進させようという目的があります。
メリットとしては、このレインズに登録する事で全国の大手不動産業者・地場不動産業者などあらゆる業者さんに情報が行き渡るので買主様とのマッチングがしやすいということ。
※イメージ図です↓
基本的には、このレインズは一般の方が閲覧することはできません。ただ、もしご自身が専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を不動産会社と締結して売却に出している場合には、ご自身の物件情報のみレインズ上にて確認することができます。
不動産会社には、専属専任媒介契約の場合は5営業日、専任媒介契約の場合は7営業日以内に「レインズ」に売主様より売却依頼を受けた物件を登録する義務があります。
※普通の不動産会社であれば、後日レインズの登録証明書というものが送られてくるはずです。
昔は売主様への「登録証明書」提出は義務ではありませんでしたが、今は義務となりました。理由は、このレインズに登録せずに自社だけで買主様を見つけよう、物件情報を自社だけで囲い込んでしまおう(よく「囲い込み」と言います)とする不動産会社がいたためです。
物件情報の囲い込みについて
今は昔に比べるとかなり減ったと聞きます。実務でもあまりにもあからさまな囲い込みに遭遇することは減ったように感じます。
不動産会社にとって囲い込むことのメリットは「買主様からも仲介手数料を貰いたいから」という理由です。今のご時世、あまり変なことするとすぐ干されますのでそんな不動産会社は絶滅危惧種だと信じたいです。
レアなケースかもしれませんが、他社さんで販売していた中古マンションに当社のお客様をご紹介させて頂こうと見学予約の連絡を入れたところ、「売主さんが1か月海外旅行中でお部屋は見れない」と言われて、分かりましたと1か月後連絡したら「先日売買契約が終了しました」と言われて「ん、んん~~~???」ってなることはありましたが…(笑)
ちなみに、一般媒介の場合はレインズへの登録義務はありません。なぜなら何社に依頼しても良いというルールなので、売主様にとって囲い込みのリスクがないからです。
高橋でした。
安心できる営業マンに売却をお願いしませんか?
-
前の記事
住宅ローンの変動金利と固定金利、結局どっちがおすすめ?不動産買主様からよくある質問に回答 2019.11.15
-
次の記事
12月 営業日・定休日のお知らせ 2019.11.28