東京都内の不動産営業マンが感じたコロナ渦の状況と、2020年6月の状況について。売主様からよくある質問に回答
- 2020.06.20
- 営業マンたかはしの不動産解説
- たかはしの不動産解説, やさしい不動産解説(売却)
日本だけでなく全世界がパニックに陥った大変な数か月間でした。
東京都内の不動産営業マンが感じたコロナ渦の状況と、2020年6月現在の状況について。売主様からよくある質問に回答します。
東京の不動産(既存中古住宅)の売れ行きは、コロナ渦の影響でどうだったか
指定流通機構のデータベースによると、首都圏における不動産市況は自粛が本格化した4月に入りかなりの影響を受けました。消費者マインドの低下と買い控えの動きが大きかったものと思われます。
コロナ渦の影響でそれぞれの不動産業界の動きはどうだったか
不動産業界内でも様々な動きがありました。大手不動産仲介業者ではほぼ完全に在宅勤務となった会社、交代勤務になり週の半分位の出勤となった会社、お客様の案内や契約は完全にストップとなった会社、など各社それぞれの対応を行っておりました。
建売業者(※土地を買い取り新築の戸建てを販売する業者さん)や買取再販業者(※マンションを買い取りリノベーション後に販売する業者さん)の中でそれなりに名の通った企業でも仕入れ契約のストップ、自社の在庫処分をすすめて早急なキャッシュ化、仕入れ契約の手付解約(※契約後に解約する)もあったりなかったりと聞きました。物件のご紹介をさせていただいても「すみません、今は仕入れ契約ができないんですよ」とお返事をいただくところも多かったです。
コロナ渦の影響で現場の営業マンの動きはどうだったか
体感として感じたことは「1憶近くの高価格帯の動きが非常に鈍く、一方で価格帯が1,000~3,000万円の比較的コンパクトな間取りの物件がよく売れた」ことです。私が担当している物件でも、上記の価格帯のマンションがよく売れました。
コロナ渦の影響、6月に入ってからの動きはどうか
緊急事態宣言解除が決まった5月下旬以降より、急に不動産市場も動きはじめました。買い控えの反動でしょうか。これまで自粛していた不動産業者がいままでの巻き返しを図り一気に動いていることも関係ありそうです。
6月に入ってから、私がメインで担当している世田谷エリアのレインズ※(指定流通機構)上でもここ2か月間見ることが少なかった「申込み有り」の文字をちらほら見かけるようになりました。
価格帯としては、コロナ渦真っ最中の4~5月で動いた価格帯よりも少し上の「3,000~5,000万円」のファミリータイプの物件に多くお問合せいただくようになりました。仕入れをストップしていた建売業者さんやリノベーション買取業者さんの営業もボチボチ本格的にスタートしてきたようで、勢いを感じます。
リーマンショックの時と異なり、金融機関がお金を貸し渋るような動きも(今のところは)あまり出ていないようです。ですので、個人向けの住宅ローンも現状はそこまで心配ありません。「欲しいときに買えない、買いたいときに買えない」事態にはならないかと思いますので、安心して(?)家探しをして大丈夫です。
最新の市況や状況については、お気軽にお問合せ下さいませ。 高橋でした。
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