世田谷区の中古不動産マーケット2020、新型コロナウイルスによる価格への影響は?(2020年11月作成)

世田谷区の中古不動産マーケット2020、新型コロナウイルスによる価格への影響は?(2020年11月作成)

2020年、世田谷区の中古不動産市況はどのような状況でしょうか。特に気になるのが「新型コロナウイルスの影響による、不動産価格への影響

2020年11月末現在、仲介業務最前線で感じる様子も含めてご説明いたします。
※筆者は東京都世田谷区を中心に、中野区、杉並区の不動産仲介を担当しております。本記事の内容は日本全国全ての地域に共通する内容ではありませんので予めご了承下さい。

思ったよりも価格変化のない世田谷区の不動産市況、人気のある物件・エリアは引き続き好調な動きを見せる

結論:世田谷区・および都心部においては「大きな価格の変化はほとんどなし」

「コロナの影響で不動産分野はガタガタ」「不動産の値段が下がっていそう」そういったイメージをお持ちの方も少なからずいらっしゃるかと思います。が、意外なことに価格はほぼ下がっていません。むしろ集計のタイミングによっては価格が上がっているほどです。後ほど参考データをお見せいたします。
私が主に担当している世田谷区の中古マンション・一戸建てにおいても、コロナ以前と変わらず「築浅物件」は相変わらずの人気で物件によっては即決する案件も多々あります。築20年以上~昭和築のマンションにおいては、家に「広さ」を求める傾向か、「広さのある物件」がより好まれる傾向にあります。

また、不動産の価格は基本的に「需要と供給のバランス」で価格が変動しますが、ここ4か月ほどのデータを集計したところ興味深い結果となりました。↓↓↓

資料にある通りですが、今「新規売却物件の数が減っています」。つまり、不動産を売ろうとするオーナー様(売主様)が減っています
先ほどの需要と供給のお話に戻りますが、売り物の数(売却物件)が減っていることで供給が少ない状態となり、さらに新規物件の数が減っているのに対し成約件数は増えています。つまり需要>供給の市況ということで価格下落が起こらない状況になっています。ちなみに、弊社では購入したいお客様からのお問合わせ数はなんとコロナ禍の今年の方が多いです

価格が下がるのを待つべきか?今買うべきか?物件購入のタイミングについて

結論:「待てば不動産価格は下がる」とは言いづらい状況。結局は自身のタイミングで決めた方が良い

日本中の経済にこれだけ大打撃を与えている新型コロナウイルスの影響下でも(エリアにより多少ばらつきはありますが)世田谷区・都心においては中古不動産流通はまだまだ動いているという点、ありがたいことに住宅ローンの低金利もまだまだ続いている点も加味すると、近いうちに世田谷区や都心部の不動産価格が大きく下がる・・・とは言いづらい状況です

それよりは、納得のいく物件を見つけてご自身のライフステージに合わせた購入検討(ご結婚、ご出産等)をしてご購入されたほうが、結果的に機会損失も少なく売却時に利益を出しているオーナー様が多い印象です。

また、住宅ローンを利用して不動産を購入しようと考えている方にとっては、価格が下がるまで何年か待つことで多少デメリットも出てきます
・数年後に住宅ローンの条件が変わる可能性がある(例:年齢、健康状態、転職、etc…)
・今の住まいが賃貸であれば、価格が下がるまで待った数年間の家賃出費以上に不動産の価格が下がらなければ、あまり意味が無くなってしまう
・今は低金利であるが、将来的に住宅ローンの金利が上昇した際の総返済額上昇のリスク

一番怖いのが健康状態で、万が一大きなご病気をしてしまいますと新たに住宅ローンを借りることが困難になります。(住宅ローンの大きなメリットのひとつである団体信用生命保険も利用が出来なくなります)

 

あまり言いすぎるとポジショントークになってしまうのでこのあたりで終わります(笑)。色々と分析すると、「まだまだ世田谷区の(都心の)不動産価格は下がらないのかなぁ」と言えそうです。不動産仲介の最前線からお届けいたしました。

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私たかはしは、初年度に宅建取得、入社3年目にトップ営業マン表彰を受け、入社4年目で新宿配属となりました。
新宿という都心で頑張っていますが、もともとは東北から出てきた田舎者です。今でも売主様の物件の草むしりからお手伝いする初心を大切にしたいと思っています。
「押さない営業」スタイルを売りとし、売主様にも買主様にも迅速で気持ちのいいお取引になるよう心がけています。


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