おさえておきたい!不動産の価格査定の基礎知識と注意点
- 2025.11.20
- 営業マンたかはしの不動産解説
- たかはしの不動産解説, やさしい不動産解説(売却), 世田谷エリア
高橋です。今回は「不動産価格査定」について、少し踏み込んでお話ししたいと思います。
「売却を考え始めたけれど、まず何からすればいいの?」
そんな時に一番のスタート地点となるのが、この「査定」です。
不動産売却の第一歩は「正確な価格査定」から
不動産を売るうえで最も大切なのは、まず「いくらで売れるのか」を正確に知ることです。
査定額を正しく把握することで、売却のタイミングや資金計画、そして次の住まい選びにも大きく影響します。
適正な価格設定は「早く・スムーズに・納得して」売却するための第一歩です。
査定の3つの方法を知ろう
査定方法には主に3種類あります。
① 取引事例比較法
最も一般的な方法で、近隣の類似物件の実際の成約価格をもとに比較する手法です。
地価や需要動向を反映しやすく、「今の市場で売れる価格」を知るのに適しています。
② 原価法
土地の価値と建物を再度建てた場合の費用(再調達原価)をもとに算出する方法です。
特に築浅の戸建てなどに向いています。
③ 収益還元法
賃貸物件や投資用不動産などに使われる手法で、「その不動産がどれくらいの収益を生むか」を基準に評価します。オーナーチェンジ物件・家賃収入や利回りの面から価値を判断する方法です。
査定価格を左右する6つのポイント
査定には多くの要素が関係しますが、代表的なポイントを押さえておきましょう。
- 立地条件:駅までの距離、周辺環境、商業施設の充実度など。
- 物件の状態:築年数、リフォーム歴、メンテナンスの有無。
- 土地の形状や接道状況:使い勝手や再建築の難易度の高さが査定額に直結します。
- 景気や市況:需要と供給のバランス、住宅ローン金利の動向など。
- 管理状況:マンションの場合、管理組合や修繕積立金の状態も重要です。戸建てはこれまでのメンテナンス状態がポイントです。
- 周辺の取引実績:近隣でどんな価格帯で売れているかを把握します。
これらの条件が複雑に絡み合って価格が決まります。
特に「立地」と「状態」は、不動産の価値を左右する最大の要素といえるでしょう。
ネット上の情報だけに頼らず、専門家の意見を活用しよう
最近はネット上でも簡単に「相場価格」を調べられるようになりました。
しかし、そこには注意が必要です。
インターネットの自動査定は、あくまで「データ上の平均値」に過ぎません。
中には「売り出し中の高値物件」や「実際に成約しなかった価格」も含まれていることがあり、実勢価格と乖離しているケースも少なくありません。
正確な査定を知るには、やはり現地を確認したうえでのプロの意見が欠かせません。
不動産会社や不動産査定士に相談することで、根拠ある価格を把握できるでしょう。
売却を成功させるポイントは「情報」と「タイミング」
査定価格はあくまでスタートライン。
売主様の希望条件や時期、購入希望者の動きなど、さまざまな要素を加味して最終的な売却価格が決まります。
時には査定額より高く売れることもありますし、逆に市場環境によっては下回ることもあります。
大切なのは、「価格」だけにとらわれず、どういう戦略で売るかを明確にすることです。
また、売却を検討する際は、ご家族との話し合いの時間をしっかり取ることも大切です。
「いつ売るか」「どんな条件で売るか」「その後どこに住むか」──
これらを早めに整理しておくことで、売却活動がスムーズに進みます。
早めのご相談こそ、成功への近道です。
オンリーワンの価値をどう伝えるかがカギ
中古不動産の魅力は、「同じものが二つとない」という点です。
間取り、日当たり、周辺環境、リフォームの有無――それぞれが唯一無二の価値を持っています。
その魅力をどう伝えるか、不動産会社と一緒に戦略を練ることが、納得のいく売却につながります。
まとめ
不動産の査定は、単なる「価格の目安」ではなく、売却成功のための重要な指針です。
数字の裏には、物件の魅力やストーリーがあります。
専門家と協力しながら、最適な価格とタイミングで売却を実現しましょう。
売却や査定に関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。
お問合せフォームはこちらからお待ちしています。
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