旗竿地と呼ばれる土地をご存じですか?(土地建物編)
- 2022.02.05
- 営業マンたかはしの不動産解説
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旗竿地という土地をご存じでしょうか?
読み方は「はたざおち」。道路に接している出入り口部分が細長くなっていて、その奥にまとまった敷地がある土地のことを指します。 竿につけた旗のような形状をしていることから、旗竿地と呼ばれるようになったようですね。
また、旗竿敷地や敷地延長、路地状敷地などと呼ばれることもあります。
土地探しにおいては、よく目にする機会も多いので、今回は「旗竿地」のメリットとデメリットのお話をさせてください。
まずは早速メリットから!
旗竿地のメリット
通りに面していないので静か
道路と建物の間に距離があるので、前面道路の交通量などが気になりません。
また、リビングにいるときに通行人と目が合ってしまう、といったケースもありません。
プライバシーも保たれます。
整形地よりも、土地が有効に使える
それぞれの土地には建ぺい率、容積率といった、建築できる建物の面積に制限がありますが、旗竿地の場合、通路部分も宅地面積として計算に算入できますので、結果的に宅地部分(通路の先にある宅地部分)に目一杯建築できるケースもあります。
※整形地というのは、いわゆる正方形や長方形に近い地型の土地
購入価格を抑えられる
整形地に比べるとやはり土地価格が下がります。
立地重視で物件を選ぶ場合には選択肢を広げるための手段になります。
広告、チラシの投函が少ない
通路部分を入った敷地の奥にポストを設置すると、広告やチラシの投函がほとんどありません。
いらないチラシなどをパンパンに詰め込まれる心配はありません。
訪問販売や営業なども少ない印象です。
整形地のデメリット
車の出し入れ、通行に不便
通路部分の幅員がしっかりない旗竿他の場合、車を止めてしまうと自転車が通れないなど、不便があります。
車種をコンパクトカーにするなどの工夫も必要ですが、駐車をするのであれば幅員3.0m以上は欲しいところです。
陽当たりが悪いケースも
旗竿地の場合、隣地の建物にぐるっと囲まれている場合もあります。
また、メリットである宅地部分に目一杯建築できるという点が仇となり、隣地建物との距離が近い、というケースもあります。こうした場合、陽当たりが期待できなくなってしまいます。
建築費用が嵩む
リフォームや建て替えなどを検討する場合、道路に面した整形地よりも建築費用が嵩んでしまう場合があります。通路部分が狭いと大型重機などが入れず、工事が手作業になってしまうこともあります。
旗竿地は、やはり通路部分の幅員が重要です。
以上が旗竿地の感想です。
ただ、どれも一般論に集約した場合の評価になります。
旗竿地であっても、陽当たり・風通し良好な土地や、工事に支障のない物件もあります。
設計の工夫次第で、リーズナブルに楽しい家づくりができる可能性を秘めた旗竿地。ただし注意すべき点もあるので、相談できる味方がいると安心ですね。
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