「私はいくらぐらいの家が買える(住宅ローンが組める)の?」不動産買主様からよくある質問に回答。電卓一つで計算可能です
- 2020.06.18
- 営業マンたかはしの不動産解説
- やさしい不動産解説(購入)
「私はいくらぐらいの家が買える(住宅ローンが組める)の?」不動産買主様からよくある質問に回答
こんにちは、高橋です。今回はお住まい探しで最初のお悩み「私はいくらぐらいの家が買える?(住宅ローン組める?)」という質問に関して、回答いたします。
住宅ローンを借りるための計算方法とは?
ご年収(〇〇〇円) × 返済比率(〇〇%) ÷ 12(ヶ月) ÷ 100万円あたりの返済額(〇〇〇〇円) × 100万円 = 借入可能上限額
それぞれ〇に当てはまる部分を下記に解説しておりますので、最後にまたコチラの計算式で計算してみて下さい。
ご年収
サラリーマンの場合、源泉徴収票の左上に書いてある「支払総額」(一番金額の大きい部分)が計算に使う金額となります。
返済比率(〇〇%)
ご年収に対して、「あなたは年間いくらまで住宅ローンに充てても大丈夫そうです」という銀行側の目安です。
オーソドックスな指標としては、
年収400万円以上 → ご年収の35%
この30%か35%が一般的です。銀行によっては一定年収で40%だったり、400万円未満でも35%だったりしますので、都度ご確認下さい。
100万円あたりの返済額(〇〇〇〇円)
下記の通りです。調べたい年数の金額を当てはめて計算してください。
・30年=4,774円
・25年=5,278円
・20年=6,059円
・15年=7,396円
・10年=10,124円
※詳細の説明をしますと、この返済額は「審査金利」という指標によって計算されます。この計算式では一般的なメガバンクが多く採用している「審査金利4%」にて計算しておりますが、銀行によってはこれより低い審査金利のところもございますので実際にこれ以上借入可能な場合もあります。ちなみに、フラット35では「実際の金利」が審査金利として適用されるので“メガバンクの約1.5倍ほど借り入れる”ということも可能です。あとで実際に計算して比較してみます。
実際に計算してみます。例1:年収380万円の場合
上の計算式に当てはめてみると、下記の計算式になります。(例:35年の住宅ローンで上限額を計算)
3,800,000 × 0.3(30%)÷ 12 ÷ 4,427 × 1,000,000 = 21,459,227円
実際に計算してみます。例2:年収650万円の場合
上の計算式に当てはめてみると、下記の計算式になります。(例:30年の住宅ローンで上限額を計算)
6,500,000 × 0.35(35%)÷ 12 ÷ 4,774 × 1,000,000 = 39,711,632円
フラット35だとどのくらい上限が上がるのか
よく「借入しやすい」ということでメリットがあるフラット35。同じご年収でも、審査金利が異なるフラット35では大きく借入上限額が異なります。
例1の場合:上限額 2,145万円 ➡ 3,256万円にアップ
例2の場合:上限額 3,971万円 ➡ 5,729万円にアップ
こんな感じで、まったく同じ方でも審査する銀行によって「借入の上限額」が異なります。
人それぞれ、銀行によって審査結果が異なる
実際の住宅ローン審査では、勤続年数やご年齢、ご勤務先の情報等により審査は全く異なります。お客様それぞれの「ベストな金融機関」のご提案も可能ですので、住宅ローンのご相談もお気軽にどうぞ。
今回は電卓一つでできる借入上限額の計算についてでした。
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